イベントに向けて バンド雑感

久々にバンド練習。

早めについて京都 勝牛でランチ。
3時間練習なのでカロリーしっかりとって。
この店、ランチの値段の割にQualityが高い。
しっかりランチをしてスタジオへ。

イベントまで後僅か。
最終練習&録音。

全体的にまとまった感はあるが、
リズムに対する他のパートのもたつき、
フレージングが自分のものになっていない感有り。

常々思うのが、素人バンドのステージは少なくとも4つあるかなと。
<ステージ1>
最初はまあ下手くそまるだし。
<ステージ2>
続いてのステージは、テーマにしてもフレージングにしても
音がなんとか追えているが、なぞってるだけ。
ここからが運命の分かれ道。

<ステージ3>
まず、曲を自分のものにする。
曲に自分を溶け込ませる、というか・・・
そのためにはその曲を何度も聴きこんで
何度もテーマを練習して
併せて辛い音階練習を何度も行い・・・
このステージで相当時間をかけないと
次のステージには行けない。

あるプロの方からソロを予め作っておいて
何度も何度も練習して本番に臨むのがいいよ、と。
確かにそれが安全。
けど、実はそれはそれで難しい。

ソロもその日の気分や状況によって
わいてくるものが変わってくるからだ。
わいてくるものをプレイするから、たとえ
フレーズがダサくても生きた音になると思う。
予め創っておいたソロだと、
心が入るまでには相当練習を繰り返さないと厳しい。
加えて音の強弱や音の長さのコントロール。
これらがわきでるものと一体となって
初めて本当のソロになると思ってる。

<最終ステージ>
最後のステージはテクニック。
日本のアマチュアプレーヤが陥るのがこの順番。
譜面通りに難しいフレーズが出せることは
譜面が読めて最低限の運指ができていれば
努力だけで可能だし、クラシックをやっていた人は
いとも簡単にできてしまう。
が、3番目のステージに行かずにここに
来てしまう人がいかに多いことか・・・
キャンディダルファーのクリニックに出た
日本人のプレイヤー達はキャンディの前で
お手前を披露したという。
その後、キャンディは、みんな巧いわね、
でも音楽はそういうものじゃないのよ、
と言っていたらしい。
私はそのコメントにうなづける。
その通りだと思う。
ただ、これは
欧米人と日本人の違いなのかもしれない・・・
譜面通りとか、綺麗になぞることが音楽じゃない。
で、そういった人達のプレイって、聴いてて飽きる。

なので、今の自分のテーマは、巧くなくてもいいから
いかに聴かせられる演奏ができるか、だ。

そしてセンスって本当に重要だと思う。
これは音楽だけの話じゃなくて
ライフスタイルや生き方、経験値、
生まれもった才能等、
色々なものが融合して醸成されるものだと思う。

自分はセンスも才能も無い。
それは良く分かっている。
なので、音楽だけにとどまらず、
様々な経験をし、自分のライフスタイルの見直しで
少しでも自分を磨ければなと思ってる。
きっとそれが自分のプレイを1段も2段も
あげてくれるのではないかと思っている。

最後に、大切かなと思っているのが、
どんな人とバンドを組むか。
これは余暇を楽しむ、という意味でも、
自分のレベルを上げるという意味でも
アマチュアには重要なことではないかと思う。

ではどんな人がいいのだろう。
最近思うのが:
– 社会人としてまともな人
– 礼節のある人
– 謙虚な人
だと思っている。
そして、価値観の合う人。
これに尽きる。
巧い下手は二の次。
勿論、自分よりも巧い人と
バンドを組むのは巧くなる近道。
でも、余暇をストレスなく楽しく
過ごすには、巧い下手よりもまず
上記4つの条件が大切だと思ってる。
ストレスを感じるバンドで大切な余暇を
つまらなくさせているならさっさと脱退。
価値観の合う人とまたバンドを組めばいい。
セッションの店に通うというのも一つの手。

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