初めてSelmerの新品を買って2年後。
大ファンのサンボーンが愛用している
通称アメセルというものがあることを知り、
石森楽器でMarkⅥの20万番台を手に入れた。
それから10年以上愛用し続けてきた。
アメリカまで持っていってライブに
飛び入り参加したりと思い出が沢山。
長く続けてきたフュージョンバンドも
とうとう解散状態。
ベーシストは体を壊し、
ドラマーは脱退、
ギターは海外へ。
その後、活動を休止。
サックスはほったらかし。
たまたま昔参加していた
ジャズバンドから声が
かかって再び活動を開始。
そのタイミングで
久々に石森楽器に調整を依頼。
誰もが知っている石森楽器。
その調整のレベルの高さは
サンボーンをはじめ海外の
一流プレーヤーが信頼するほど。
その調整をもってしても
限界を感じる状況だった。
私の買ったMarkⅥは
サンボーンも試奏して
音は明るいが可能性のあるもの。
といったコメントを残したそうだ。
確かに最初は明るかったが、
10年以上経過してから
MarkⅥらしい暗い音になってきた。
しかし、MarkⅥらしい暗い音と
言うよりは、抜けてしまった感じ。
加えて、以前から多少はあったが
フラジオが出づらくなってきた。
思い切って買い替えようか・・・
悩むよりあちこちで試奏してみよう。
そう思ってまず黒沢楽器に行った。
もちろんMarkⅥを試奏した。
あれ!? 音に芯があって力強い。
自分のMarkⅥとパワーと音質が違う。
結構焦ってしまった・・・
こんなに違うのか・・・
次に石森楽器に行った。
1台だけあった。しかしマイク内蔵型。
ネックに孔が開けられマイクが装着
されたものだった。
孔は埋められること、
マイク内蔵型には音の大きいものが
選ばれていること、を教えてもらった。
試奏したが黒沢楽器のMarkⅥと
近い感じに思えた。
次は石橋楽器に行くことにした。